最近の受験制度は、年々目まぐるしく変わっていますよね。私たちも色々な受験案内本を読んだりして勉強していますが、正直内容がわかりづらいものが多く、何回も読んでやっと「あ、そういうことか!」となることが多いんです。
そこで、ご家庭やお子さんのために、受験情報をわかりやすくまとめてみました。私たちの手作りで編集しているため、見た目は決して立派のものではありませんが、中身の充実度・わかりやすさは、他では決して手に入らないものだと思っています!
この内容以外にも、知りたい内容やわからないことがありましたらお気軽にご質問下さいね。
毎年受験前になると、「何をしてあげればいいの?」「どんな声をかければいいの?」と、たくさんの親御さんからご相談を受けます。
そこで、私たちが教えていた生徒さんたちに、「お父さんやお母さんに言われて”やる気になった言葉”は何ですか?」というアンケートに答えてもらいました。
特別なことを言わなくても、ちょっとした心遣いや褒め言葉がお子さんのやる気を引き出すんですね。
受験前は親御さんもお子さんも訳もなくイライラしたり、感情的になってしまうことがあると思います。困ったときは私たち家庭教師が親御さんとお子さんの橋渡し役となりますので、いつでもご相談下さいね。
※推薦入試に不合格となった場合は、一般入試に出願できます。あわてずに先生と相談して、一般入試の対策を立てよう!
※私立校の中には、「延納手続き」をすれば、公立の合格発表まで入金を待ってくれる学校もあります。
※このカレンダーは前年度の要領に基づいて作られたものです。学校によって日程は異なります。
志望校選びは、高校3年間の充実度、その後の進路などを考えて選択することが大切です。でも、「志望校をどう決めたらいいのか分からない」という相談をよくお子さんから受けます。そこで!” 志望校選びのポイント”をわかりやすくまとめてみました。
最近は公立、私立高校で共学化が進み、受験生も共学志向が高くなっていますが、伝統ある独自の教育を展開している男子校や女子高にも人気があります。共学か男女校かは、その特色をよく知り、自分の性格に合っているか考えてみましょう。
・自分に合った校風か?
特に私立高校は、大学進学に力を入れている学校、礼儀作法の教育に厳しい学校、制服がなく自由な学校など、学校によってそれぞれ独自の校風があります。公立高校も、授業の方法、行事への取り組みなど学校ごとの特色があります。先輩に話を聞いたり、説明会などで実際に学校に足を運んだりして、学校の雰囲気を知っておくことが重要です。
・志望校が高校卒業後の希望進路に合っているか?
すでに高校卒業後の希望進路が決まっている場合は、目指す大学や専門学校への進学のしやすさ、自分の将来像と結びついているかどうかも重要なポイントです。
・部活や行事などはどういうものがあるか?
楽しい高校生活を送るためには、勉強面だけでなく、部活や学校行事の状況も調べておきましょう。生徒の取り組み方や盛り上がり具合も、学校によって全く違います。
・自分の学力に合った学校か?
自分の学力に合っていない高校を選んでしまうと、入学後に勉強面ですごく苦労をしたり、自信をなくしたりしてしまいます。自分の学力がよくわからないときは、模試を受けて合格の基準と照らし合わせる、担当の先生に相談するなどしてみて下さい。
・毎日通うのが苦にならない距離か?
どんなに気に入った学校でも、片道2時間以上かかる場合は、他の近くの高校をもう一度見直してみて下さい。3年間通うので、通学時間が苦になって学校が嫌にならないように!
●これまでの出題傾向と予想・対策
【漢字・書写・表現】
漢字の読み書きのほか、漢字の成り立ちや熟語の組み立てなど幅広い知識が求められる。敬語の使い方やかかりうけなど、誤りやすい表現をまとめておこう。
【説明的文章の読解】
今年は2つの短い説明的文章が出題され、漢字、文法、読解、表現技巧など多角的に問われた。来年もこの傾向で出題されるだろう。読解の出題は、解釈、段落構成、脱文挿入など。筆者の意見を読み取るため段落構成に注意しよう。
【文学的文章の読解】
青少年が登場する作品や自然との触れ合いをテーマとする小説が取り上げられることが多い。心情についての設問は文学的文章は欠かせない問題で、来年も必ず出ると考えてよい。必ず登場人物の気持ちを考えながら読むこと。心情や行動の理由を50?60字と長い字数で説明させる設問が出る。普段から書く力を鍛えるようにしよう。
【古文】
内容の理解を問う設問が中心。説話文など、筆者の主張や教訓がはっきり示されている文の内容を理解する練習が大切。かなづかいや動作主の設問もときどき出る。和歌や漢文・漢詩がからめて出題されることもある。形式や表現技法について基礎をしっかり身につけておこう。
●これまでの出題傾向と予想・対策
【基本問題】
式を簡単にしてから数を代入する問題がよく出るほか、関数・場合の数・確率・球・円・平面図形など、毎年広い範囲から出題される。二次方程式の解の公式、資料の活用、標本調査などからの出題が新傾向となろう。作図問題では、いろいろな図形の性質から作図方法を考えさせるものが出題されている。
【式による説明・方程式の利用】
数式の計算を使って説明する問題の出題が続いている。方程式の利用はいろいろな問題解決に使われる。立式、解き方とも整理して記述の練習が必要。
【関数とグラフ】
関数は毎年必出。変域、変化の割合、交点の座標や直線の式を求めさせるほか、図形をからめて、長さや面積を問うことが多い。方程式を利用した記述式回答が求められる。関数と図形を融合させるパターンは変わらないので、解法の要点を研究しよう。
【図形の総合問題】
円・三角形・四角形について、合同か相似の完全記述の証明問題が必出である。図形の性質の何が使われるかを見分ける力は、意識しながら問題練習することで養われる。空間図形、面積・体積の問題がよく出る。その他、相似形の面積比・体積比が使われる可能性がある。展開図、投影図、回転体にも注意。
●これまでの出題傾向と予想・対策
【対話文・長文読解総合】
スピーチ、手紙文やそれに類する形式による読解問題がよく出題される。理解力・表現力を重視した内容だが、決まった形の設問はない。対策としては、まず文章の大意をとらえ、次に細部の読み取りをしっかり行うことが大切である。対話文は日常会話を素材にしたものもよく出題される。また、コミュニケーション重視ということで、文中の空所に適当な会話文を選択させるものがよく出ているので、今後も要注意。会話の流れをつかむとともに会話の決まり文句も身につけておこう。
【聞き取り】
各学校の裁量で聞き取りテストが実施されている。全日制すべての学校で実施されている。内容的にはごく基本的なものである。
【英作文】
条件に従って作文させるもの、自由に作文させるものがよく出るので、表現力を身につけておこう。
【内容真偽】
選択肢の中から本文の内容に合うもの・合わないものを選ばせる問題がよく出題されている。
【語順整序】
正しい英文となるように、語句を並べかえさせるものがよく出題されている。
●これまでの出題傾向と予想・対策
【小問集合】
去年からの新傾向問題で、内容は酸の性質、原子のつくり、花のつくり、植物の分類、銀河系、日食、新しい発電、力のつり合いであった。この小問集合は今年も出題されるであろう。
【物理領域】
運動や電流の範囲は出題される可能性が高いので、運動や速さの問題、回路の電流・電圧・抵抗に関する計算問題や磁界・電磁誘導、仕事・エネルギーといった範囲は十分にやっておこう。
【化学領域】
3年間のどの範囲から大問が出るのか予想は難しいが、化学変化、化学変化と質量からはほとんど毎年出題されてきた。他に気体の発生法や性質、中和・イオン・電気分解といった内容も十分演習しておこう。
【生物領域】
今年の大問は、1年の植物の体のつくりとはたらきか、2年の動物の体のつくりとはたらきの範囲から出題される可能性が高い。
【地学領域】
天文に関しては星や太陽の日周・年周運動、惑星の見え方について、天気の範囲では、露点・湿度、低気圧・高気圧・前線、天気図による天気について、1年の範囲では地層、火成岩やたい積岩、火山・地震などについてまとめておこう。
●これまでの出題傾向と予想・対策
【地理的分野】
世界地理では、世界の国々と人々の生活の特徴や各地域の気候、農業・工業などの特徴について世界全図や統計資料・写真などを使って設問される。日本地理では日本の地形・気候・農業・工業など基本的な事項をよく学習しておこう。また、資料の読み取り問題に多くあたり、慣れておこう。地形の読み取りが時々出題されるので、距離の求め方や地形図の約束ごと、地形の特徴や方向など基本をしっかり身につけておきたい。
【歴史的分野】
各時代の特色をしっかりつかむとともに、土地制度、政治制度などという、あるテーマについて全時代的にとらえておくことが大事だ。外国との結びつきや同時代の外国についても出題される。日本の出来事と同じ頃の諸外国の政治や文化史上の出来事を関連させて理解しよう。
【公民的分野】
政治では日本国憲法、国会・内閣・裁判所、選挙制度、地方自治などの基本事項をしっかりまとめておくこと。経済は、経済の仕組み、財政、貿易など広範囲の内容から出る。日頃から身近な経済に目を 配ろう。公民の出題は、国際社会の動きに反応して、時事的な問題が出されることが多い。今日的課題について日頃から関心をもつ態度が大事だ。
●内申点は、中学1・2年生は90点満点(オール5)、中学3年生は135点満点になります。
●中学1年生の時点で算出する場合、最新の成績(9教科5段階)×7で計算します。
●中学2年生の時点で算出する場合、1年生の成績×2+2年生の最新の成績×5で計算します。
●中学3年生の時点で算出する場合、1年生の成績×2+2年生の最新の成績×2+3年生の最新の成績×3で計算します。
現在の成績のつけ方では、定期テストの結果に偏りすぎることがなく、普段の授業の受け方や教科に対する取り組み方なども反映されます。テストだけでなく様々な項目が判定材料となりますので、提出物を高く評価する教師や、授業での発言を重視する教師など、教師により様々な『差』が生じてきます。「普段どのような授業を行う教師なのか?」というところに評定を上げるヒントが隠されている場合もあります。生徒さんの普段の授業の受け方、宿題の提出状況など、「普段の生活指導」までしっかりとチェックしていきます。
1・2年生の評定も評価の対象に入るため、1年生のうちからしっかりとした積み重ねが必要になるということです。
学力試験は3月に実施されます。1教科45分、各教科60点満点×5教科=300点満点になります。学力点は12点刻みで25段階にランク付けされ(上記ランク表)、合否の判定材料となります。中学校3年間で勉強した内容が範囲になり、また定期テストに比べて難易度も上がります。基本を確認する問題よりも、様々な知識を複合・利用して解く問題が多くなります。入試までに様々なパターンの問題を解くこと、模試を受験することも重要ですが、普段の学校の授業をしっかりと聞くことも対策と言えるでしょう。「継続は力なり」です。
X くんはA ランクの内申点を持っているので、当日の学力点で193 点以上得点できれば合格できます。かたやE ランクのY くんが受験した場合、当日の学力点ではX くんより48 点多い、241 点以上得点しなければ合格することは出来ません。このことから、内申点をどのくらい持っているかによって、受験を大きく有利に運ぶことが出来ます。高ければ高いほど有利ですが、学力点をある程度しっかり取れなければ、合格することは出来ません。やはりここでも日々の積み重ねが非常に重要であることがわかっていただけると思います。
年度始めに学校から一年の行事予定表が配布されます。1 年間のテストの予定もしっかり記入されていますので、しっかりチェックして計画的に準備を進めていきましょう。
●評定に関係する定期テストは、しっかりと得点できるよう準備をしましょう。
●二学期から勉強の難易度が大きく上がります。夏休みを利用した総復習が必要!
●評定に関係する定期テストは、しっかりと得点できるよう準備をしましょう。
●3年生が部活で引退したら2年生が主役になります。勉強と部活の両立を!
●中学三年生の二学期は、テストラッシュが続きます。特に秋頃まで活動のある「文化部」の生徒さんは受験準備を計画的に進めていかなければいけません。
●9 ・10 ・11月に全道で実施される「学力テストA・B・C」は入試を想定した300点満点の模試です。その間に定期テストが絡んできますので忙しい時期になります。定期テストは評定を決める重要なテストになりますので、絶対手を抜かないこと!
●一般入試は3月ですが、最初の関門は11月後半?12月前半にかけて行われる「三者懇談」です。今までの内申点ランクと「学力テストA・B・C」の結果を元に、最終志望校の確認が行われます。入試は3月になりますが、ここまでである程度結果を残さなければ、最悪のケースとして志望校を変更しなければならないことも考えられます。要注意です。
面接は、大きく分けて4つのパターンがあります。まずは受験校がどのパターンなのかを調べ、その対策をしておくことが必要です。
面接官が見るポイントは「言葉遣い」、「態度」、「落ち着き」、「答えの的確さ」、「容貌」、「服装」、「声の大きさ」などです。また、丁寧な態度や言葉遣いは評価が高くなります。でも、一番大切なのは「素直に振る舞うこと」。人柄を見るのが面接の大きな目的なので、型にはまった答えだと、逆に良い印象を与えられません。出願時に受験生が記入する調書がある場合は、その質問にしっかり自分の言葉で答えられる準備をしておきましょう。
「面接で緊張しないように」といっても、難しいものです。私たちも面接で緊張してしどろもどろになった経験があります。でも、それは他の皆も同じはずなので、心配しないでTRYしましょう!
控え室のときから、すでに面接が始まっていると思ってください。ここでの態度や会話をチェックしている学校もあります。大声でおしゃべりしたり歩き回ったりせず、静かに順番を待ちましょう。
名前を呼ばれたら、はっきり聞こえる声で「はい!」と返事して立ち上がり、軽く服装を整えましょう。必ずドアを2?3回ノックしてから入室します。このときドアの開閉は静かに!ドアが最初から開いている時は、入り口で 会釈してから入室します。(ドアを閉める必要はありません)入室したら試験管の前まで行き、一度お辞儀します。イスがあればイスの左側に立ち、勝手に座らず「掛けてください」「どうぞ」と言われてから着席します。
試験管と向き合ったら、視線は試験官の口元からネクタイの結び目あたりにおくのがベスト!視線をあちこち動かしたりよそ見をして答えたりしないように!聞かれたことには、正確にハッキリと答えることが大切です。また、よくわからないこと、知らないことを聞かれたら、いい加減に答えず正直に「わかりません」と言いましょう。
面接が終わったら静かに立ち、イスの左側に移動して「ありがとうございました」と明るく言って一礼しましょう。ドアまで行ったら”回れ右”をして、また一礼してから退室します。
?志望校の過去の出題テーマを調べよう!
?同じようなテーマを出す高校も調べて参考にしながら、自分の考えをまとめよう!
?本番と同じ形式で書く練習をしておこう!
?文章は、「自分の意見や考え」→「それを理由づける例」→「自分の意見」という流れでまとめよう!※字数が多い場合は、「自分と違う意見や事例」→「違う点の指摘」を加えよう!
?ある程度慣れてきたら、制限時間内で書く練習をしよう!
数年前までは、「相対評価」といって、通知表の1から5までがそれぞれ何%の割合にならなければいけないと決まっていました。しかし新学習指導要領の実施に伴い、今では成績をつける上で、そういった制限がない「絶対評価」になりました。何人の生徒に「5」をつけるかは先生の自由なので、極端に言えば、クラス全員が良い成績ならば全員に「5」をつけることもできます。
「志願倍率」=募集定員数に対する志願者数。
「受験倍率」=募集定員数に対する実際に受験した人数。
「実質倍率」=合格者に対する受験者数。
中学校から高校に提出する受験生の成績などをまとめた書類。各教科の評定(5段階の内申のこと)、出席の記録、総合的な学習の時間の記録、特別活動の記録などの欄から構成されており、これが選抜時に調査書点として評価されます。一般的には中学1年生?中学3年生の2学期までの評定が記載され、中3の成績は重視されることが多いようです。
選抜方法の種類のひとつ。学力検査の得点と内申点を合計した総合成績で選考することを言います。合計する際、学力検査の得点や内申点を一定の比率で換算して合計します。
特定の教科を重視して、その配点を高くすることです。例えば、外国語科で英語の配点を2倍に、理数科で数学と理科の配点を2倍にして選考することです。
学年に基づいて授業をするのではなく、在学中の3年間(もしくは3年以上)で卒業に必要な単位を取得する高校。教科内容も、必修科目の他に選択教科を自由に選べるのが特徴。
「単願」とは、主に私立高校で行われており、「合格後は他の高校を受験せずに、必ず入学する」という確定のもと、願書を提出する制度。単願受験生に対して優遇措置が撮られる場合が多い。
「複願」とは、主に受験日などの異なる2校以上の高校に出願すること。公立高校を1校、私立高校を1校受験するのが一般的。
例えば、受験した私立高校に特進コースと進学コースがあって、特進コースを受験したが、その合格ラインに達しなかったため進学コースとして合格することを言います。通常、学力レベルが低いコースに合格するケースが多いのですが、成績優秀なため、逆に上位のコースに合格する場合(進学から特進へなど)もあります。
多くの高校では、推薦入試や併願優遇などで内申点による基準を設定しています。しかし、その基準に達しない場合、英検・漢検などの検定資格や生徒活動・部活動の実績を内申点として加算することを言います。
入学者選抜方法の多様化を図り、学校がそれぞれの実態に即して、生徒が身に付けている様々な力を一層多様な観点から評価できるようにするため、国語・数学・英語の学力検査問題に、学校の判断により解答させることが出来る問題を「学校裁量問題」といいます。(平成25年度は下記の35校で出題されました)
?学校裁量問題の出題内容と配点
・学校裁量問題は知識・技能を活用する力を重視したものとする。
・学校裁量問題は大問1問とし、配点は全体の1/4?1/3程度(15?20点程度)とする。
?学校裁量問題は道教委が指定する他の大問1問に代えて解答させるものとする。
?学校裁量問題は学校ごとに国語・数学・英語のすべてについて解答させるものとする。
?英語については、聞き取りテストは学校裁量問題の対象としない。
■北海道高校偏差値ー空知・留萌地区、上川・宗谷地区
■北海道高校偏差値ー石狩地区
■北海道高校偏差値ー胆振・日高地区、後志地区